投資家によるエンゲージメントは、企業に質問を送ることでも、面談回数を増やすことでもありません。経営課題を共有し、建設的な対話を通じて、企業価値の向上につながる変化を促すこと。そのためには、準備から対話後のフォローまで一貫した設計が必要です。
『ESG投資実務 エンゲージメント編』は、エンゲージメントの目的と基本的な枠組みを押さえながら、実際の運用に必要な進め方を整理します。対象企業の選定、優先順位のつけ方、対話テーマの設定、事前分析、質問の組み立て、面談の実施、議事の記録、進捗確認まで。対話を一過性のイベントにしないための視点を扱います。
環境・社会・ガバナンスの課題は、企業ごとに重要度も実現可能な改善策も異なります。投資家としてどこまで求めるのか、相手の説明をどう評価するのか、期待した進展が見られない場合にどのように対応するのか。議決権行使との関係も含め、継続的な対話の難しさに向き合います。
アセットマネジメント会社の運用・ESG担当者、機関投資家のスチュワードシップ担当者、企業のIR・サステナビリティ担当者へ。対話を「実施した実績」から「意味のある成果」へつなげたい方におすすめします。