もし、世界でいちばん危険なハッカーが、幽霊だったとしたら?
八歳のライザがいちばん大好きなゲームが、タブレットから消えた。かわりに現れたのは、色を変える目をもった、見知らぬお姫さま。ただのバグだと思ったけれど、しずかな銀色の目をした警官のお父さんは、知っていた。お父さんには、だれにも見えないものが見える。そして、何かが機械のなかに隠れている。
『コンピューターの幽霊』は、**オペレーション・ダブル(Operation Dabble)**という実在の警察作戦をもとにした、中学年向けの児童文学作品だ。NASAに侵入し、宇宙ステーションを標的にし、世界最強のレーザーをホワイトハウスに向けた、オーストラリア史上もっとも悪名高い十代のハッカー「フェニックス」を追った、本当の物語。これは、実際に起きたことだ。
舞台は、ハンガリーの実在の村ヴァシャドと、いまもそこに立つ何世紀も昔のお城。デジタル犯罪と古い幽霊たち、そして目をそらすことを拒んだひとりの勇敢な女の子の物語が、ひとつに編みあげられる。あの場所は本物だ。自分の足で行くことができる。
捜査を指揮した連邦警察官の家族によって書かれた本書は、勇気と好奇心、そして目に見えないものについての、おやすみまえの物語だ。おとぎ話のあたたかさと、実話スリラーの背骨をあわせもつ一冊。
対象年齢8〜12歳。デジタルの世界の危険と不思議を、子どもに伝えたいすべての大人へ。
『コラライン』『ワイルド・ロボット』『スパイキッズ』が好きなお子さまに。実在の歴史にもとづく用語集と、捜査の裏側の実話を収録。
幽霊は、本物だった。ハッカーたちも、本物だった。物語が、いま、はじまる。